好転反応とは?
好転反応とは、マッサージや整体に行ったり、鍼灸整骨院で鍼を受けた後などに、身体が健康な状態へと整う過程で起こる疲れや違和感などの状態のことです。
状況的に「必要以上に強くされたのか?」や「担当した施術者のレベルが低かったのでは?」と思われるかもしれません。
確かにむやみに強い施術を行えば体を痛めるのは当然ですが、ちゃんとした”好転反応”であるのなら「好転」という字の通り一時的な回復反応ですので、あまり気にされる必要はございません。
「好転反応の原因」
整体により、体のバランスを整えたり、コリ固まった筋肉を緩めることにより、滞っていた血液やリンパの流れが良くなります。
そういう状態になると、体に蓄積されていた老廃物や毒素が一気に流れ出します。
その時、一時的な反応として不快感が出てしまうのです。
しかし、その違和感や痛みがほんとうに好転反応なのであれば、時間が経つとともに症状が軽減されていくので心配ございません。
「好転反応が続く目安」
好転反応は施術後、1~2日以内に収まることが大半ですが、症状がまったくでない方も多いです。
先程もお伝えした通り、ほんとうに好転反応であるのなら、時間とともに少しづつ症状が落ち着いていきます。
種類について
次は、好転反応の種類や症状についてお伝えしていきます。
「回復反応」
回復反応とは血液の流れが良くなり、滞っていた血液が一気に体中を流れていくことによって起こります。
主な症状は、吐き気、発熱、腹痛、悪血(女性)などです。
「弛緩反応」
弛緩反応は、硬くなっていた筋肉が緩み血液の流れが良くなったことで老廃物が体中を流れ、疲れやダルさ、熱などの症状が出ることがあります。
施術後このような症状がでると不安になりますが、以前にもお伝えした通り回復の過程で起こる反応ですので数日以内で収まるようでしたら心配ございません。
「過剰反応」
過剰反応は施術を受けて血流が良くなることによる反応です。
主な症状は、痛み、頭痛、かゆみ、などです。
施術した部分に出ることが多いですが、頭痛の場合は首の施術で起こることがあります。
「排泄反応」
排泄反応は、尿や便、汗について変化がみられるものです。
整体でゆがみを整えたり、関節の動きを良くしていくことなどによって、リンパ液の循環が改善し、老廃物が排出されやすい状態になります。
それにより、尿や便の色、ニオイ、量、が一時的に変わりやすくなったり、顔の吹き出物や湿疹が出ることもあります。
やって良いこと・ダメなこと
好転反応の最中にやって良いことと、ダメなことをお伝えしていきます。
「やっていいこと」
体を温める、水分をしっかり摂る(アルコール以外)、適度な軽い運動。
温かい飲み物や、お風呂に入ると血液循環が良くなり老廃物を早く出すことができます。
20分ほどのウォーキングもオススメです。
「やってはいけないこと」
体を冷やす、風邪薬を飲むこと。
痛みがある場合は冷やそうと思われる方がいますが、炎症で患部に熱を持っている場合以外の状況では、冷やすと血液循環が悪くなり体が正常な状態に戻ろうとする反応を妨げる場合があります。
自己判断で風邪と思い込んで薬を飲むのも逆効果となることもありますので、風邪のような症状が続く場合は内科などのクリニックに行かれることをお勧めします。
まとめ
好転反応とは、マッサージや整体に行ったり、鍼灸院や鍼灸整骨院で鍼を受けた後などに、身体が健康な状態へと整っていく過程で起こる疲れや痛ダルさなどの状態のことをいいます。
場合によっては体に軽い違和感を感じるときもありますし、カゼのような症状が出る場合もあるので不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、仮に好転反応が出たとしてもそれはちゃんと回復に向かっているということとも言えますのであまり心配はいりませんので、今回お伝えした内容を参考にして頂きつつ日常の生活を送ってください。